学びの共同体

会議・研修富谷市の「学び合い」とは

  1. 東京大学名誉教授 佐藤 学先生 が提唱している21世紀型の学校(授業)の姿「学びの共同体」に基づいた授業の在り方
  2. あえて高いレベルの問題(ジャンプ問題)を提示し,子ども同士の対話により,主体的で対話的で深い学びを生み出す。
  3. 授業そのものが,学び合い。(「学び合いを取り入れる」のではない。)
  4. 授業の柱は課題。(説明ではない)
  5. 子どもの学習意欲の大部分は社会的なものである。(仲間と学ぶ,仲間から認められる,仲間とゴールに向かう,仲間との関係がよい,など)
  6. 子どもは一人にしてはいけない。ノートをとることに一生懸命な子どもは要注意。座席などの環境に配慮をする。

  了解学び合いの学習のポイント   

  • 聴く
  • つなぐ   +  座席などの環境
  • もどす

   了解ジャンプ問題

  • 学級の1/3くらいの子どもが解けるような問題。解答が1つではないもの。
  • 「多くの子どもがわからない」「解答が1つではない」ので,上位・下位の差ができにくく,対等に学ぶことができる。
  • ジャンプ問題を解く中で,「聴く」「つなぐ」「もどす」を生かす。
  • 「ジャンプ問題」と「共有問題」を上手に活用する。「共有問題」は,「基礎・基本」のイメージ。

本校でも学び合い学習を核とした,探究的で協働的な学習活動を工夫しています。

 

会議・研修校内研究紹介

 研究主題
「主体的に学習に取り組み、対話的に学ぶ子供の育成」

~学び合いの授業づくりを通して~


虫眼鏡研究方法
(1)意識調査や教師の見取りアンケートにより、子供の実態を把握する。

(2)学年部ごとに研究教科や研究の視点に沿った手立てを設定する。

(3)授業実践や日常の指導、研修を通して研究を推進する。

 

虫眼鏡授業実践

学年ごとに研究の視点に沿った具体的な手立てを定め、日々の授業実践を通して成果を積み上げていく。
各学年部で一人が全校研究授業を行う。
事前に指導案検討や模擬授業等を行い、意見の交流を通して授業の精度を高めていく。
事後検討会(ワークショップ形式)を行い、教師の手立てに対する児童の様子に着目し、成果と課題、改善点を明確にする。
学び合いの土台となる「学級づくり」「学習習慣を身に付けさせる指導」や「聴く力、話す力を育てる取組」「学び合いのネタ」などについて、日常の指導を積み重ね、教員間で共有する。


鉛筆特色ある実践
豊かな心を育むための全校挨拶運動(あかるく,いつでも,さきに,つづけて)と「あったか言葉、あったか行動」の継続
音楽的情操を育むための音楽集会やせせらぎコンサート等の音楽活動の推進
地域を愛し,地域を守る心を育む「エコキャップ・空き缶回収」「公園清掃」等の実践
「地域・学校・家庭」をつなぐ取組との連携